こんにちは。当ブログでは黄熱(黄熱病)の予防接種について何度か書いてきましたが、2018年3月時点でこのようなニュースが出ています。
http://news.livedoor.com/article/detail/14451356/
ブラジルでの黄熱流行は以前から注意喚起されていましたが、マラリアやジカ熱などに比べると「黄熱」の知名度が低いのか、あまり注目されていません。蚊が媒介する感染症の中には、重篤な症状に至ることが少ないものもありますが、黄熱は致死率も比較的高いため、黄熱予防接種を受けた証明書(イエローカード)を提示することを入国の必須条件としている国が多数あります。
副作用(副反応)が心配で黄熱の予防接種を足踏みしている方もいるかもしれませんが、こういったニュースを見れば、実際に黄熱にかかってしまう方が命の危険があるということが分かります。渡航予定がある方はワクチン接種を検討しましょう。
今回は以前書いた黄熱の予防接種についての記事を紹介します。
ブラジルで流行拡大の「黄熱」について
黄熱とは?
黄熱(黄熱病)は、アフリカと中南米の熱帯地域で流行している、蚊に刺されることでかかる全身性の感染症です。重症患者に黄疸が見られることからそう命名され、英語では「Yellow fever」と呼ばれます。
症状は?
インフルエンザ様症状(発熱や寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気など)が出たり、肝臓、腎臓、呼吸器などの多臓器不全など重症に陥ることもあり、ワクチン接種なしに黄熱にかかってしまうと特効薬はないそうです。上記のニュース記事にもあるように、大変危険です。
しかし、1回の予防接種で免疫がほぼ一生続くので、流行地域に渡航される方はワクチン接種を検討してください。
黄熱の予防接種についての記事
観光であれば渡航自粛ということもできますが、お仕事などで行かれる方は渡航を取りやめるということも難しいかもしれません。こちらに黄熱の予防接種についてまとめてありますので、参考にしていただけましたら幸いです。
現地での感染症のリスクを減らすには
ワクチン接種を検討する
黄熱はワクチン接種をすれば生涯免疫が続くと言われていますが、黄熱ワクチン以外の予防接種(A型肝炎や破傷風など)も、渡航地域や期間によって接種した方がいい場合もありますので、こちらも参照してみてください。
蚊よけに努める
黄熱をはじめとし、蚊が媒介する感染症はいくつかあります。虫よけ剤を上手く利用して感染症を防ぎましょう。
注意
※これらの記事は参考資料としていただき、実際の接種に関してはトラベルクリニックなど専門の医療機関に相談し、説明を受けたうえで自己責任で受けるようにしてください。
海外の感染症と予防接種に関する本も出版されています。
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