やってみたいことはあるけど、なぜか踏み出せないというあなたに。
海外演奏旅行でコミュニケーションサバイバルをしている「むー」が、やりたいことに対する心の持ち方についてお話しします。
以前このような記事を書きましたが、海外に行くことに限らず、今日はお話ししてみたいと思います。
私も、「何かをやってみたいという気持ちはあるけど、何なのかハッキリ分からないし、今の自分じゃやってはいけない気がする…」ということを考えているうちに、何年も何年も過ぎていってしまいました…
皆さん常々思っていらっしゃるかと思いますが、
人生には限りがあります。
はじめの一歩を踏み出すお手伝いが出来たらいいなと思います。
はじめの一歩を踏み出せない理由
時期をうかがいすぎて分からなくなる
日本語には
「時期尚早」
(今はそれをやるにはまだ早い)
という言葉があって、
どうしても慎重に、用意周到にやるべきという風潮がある気がします。
それはもちろん、ケアレスミスや防げる失敗を避けるためにはとても重要だと思いますが、
やったら叶う時期にきているのに、
やれる実力は身に付いているのに、
最大のチャンスがそれなのかもしれないのに、
もうちょっと準備してから…
今じゃないかもしれない…
勇気がないから…
などと足踏みしてしまうことがあります。
やらなければ確かに、
失敗したり
傷ついたり
文句を言われたりすることはありません。
でも、成功して喜んだり感動したりすることもありません。
そういって、先延ばしにして、
私は早何年でしょう…笑
時期を伺いすぎる理由の中に、
「親の目が気になる」
という人も多いのではないでしょうか。
- 親が認めてくれたら、やる。
- 親がダメというから、できない。
30代の私でも、そういう気持ちになります。
でも、「いくつになっても、親は、文句を言うもの」と思ってもいいかもしれません。「心配」という形で、愛情表現をする親が多いからです。
特に、このブログにも書いていますが、留学だったりバックパッカーだったりと、海外に長期で行くということに関しては猛反対する親も多いと思います。
私の母はとにかく心配性なので、「応援」「信頼」という形で愛情表現をする親御さんを持つ方は羨ましいなと思います…
私がとても納得したこちらのツイートを紹介させていただきます。
何かに挑戦する際に親に反対されて悩んでる若い人に言いたいのは「親に理解されたら終わり」という事。と言うのも、親の世代は価値観が古すぎるので、「認めてもらえるモノ」=「時代遅れ」だから。人間の進化という視点から見れば、親に理解できないモノを追求することこそが親孝行。自分を信じよう。
— 高田ゲンキ/『フリーランスの教科書 1年生』発売中 (@Genki119) August 16, 2018
好きなことだからこそ、本物と自分の位置を知っている
これはとっても素晴らしいことです。
本物を知っているということは、
あなたにセンスや才能があるという証拠です。
完全に個人的な趣味であれば、いいものかどうかなど気にしなくてもまったく構わないと思いますが、多少なりとも上を目指すとか、人を喜ばせたいという気持ちがある場合のお話です。
大変失礼な発言ではありますが、、
巨匠と呼ばれている方の作品と、アマチュアの方の作品の違いがイマイチわからないというジャンル、ありませんか?笑
いいものが分かるからこそ、自分の今の立ち位置に落ち込むし、自信がもてなくなってしまうことがあります。
でも、いいものが分かるということは、目指す先が分かるということ。
どうすればその分野に興味があるお客さんが喜んでくれるか分かるということ。
自分にはセンスが備わっていると思えば、あとは技術はやりながら身に付けるだけです!そして、好きだと思うことなら、練習や勉強も楽しんでやれちゃうものなのです。
エキスパートの人に叩かれるかもしれない
私は、プロアマ問わず、2パターンのエキスパートを見てきました。
一つは、とても厳しく、後進は苦労すべきだと考える人。
もう片方は、後進をあたたかく見守り、応援する人。
この違いは何でしょうか?
前者は、自分が苦しい思いをしてその道を歩んできた人です。
後者は、楽しみながら上手くなり、みんなにも楽しんでほしいと思っている人です。
どちらの師を持つかは、実は自分で選べます。
自分が、「楽しんで上手くなりたい」と望んでいれば、そのような師匠に出会うでしょう。
その道、または人生すべて、苦労することが素晴らしいと思っていれば、そういう指導をする師匠に出会うでしょう。師匠だけでなく、見ている人からも、たくさん叩かれるかもしれません。
でも、私は、楽しくハッピーにやりたいことをやることを自分に許可すると決めました。
そういうやり方で何かを極めた人は、必ず後進を応援します。
部活や仕事などで、自分では選べない!と思っている人も多いでしょうが…
現実は自分の思ったことがそのまま実現するといわれています。
どこか、自分は
「苦労することでうまくなれる、苦労は買ってでもすべきだ」
という思いを持ってはいないでしょうか?
そうしたい人は、それでもいいのです。
苦しい道、楽な道、自由に選んでいいんです。
絶叫マシンが大好きな人は、めちゃくちゃ怖いと分かっていてもその刺激を味わいたいのです。
(もちろん、絶叫マシンが好きな人=苦労好きということではありませんよ)
でも、やりたいことを楽しくやって、
ハッピーにうまくなる、
ということもできる時代になりました。
恐れをうまく受け入れて、
苦労をしなくても楽しくうまくなっていいんだ!
という思考に切り替えて、やりたいことをやってみませんか?
未知の世界だから怖い
これはもう、その世界に飛び込んで、知ることでしか先に進むことはできないかもしれません。
あらかじめ、「飛び込んだ後の感情」を用意しておくことができないので…
どういう人だったら怖くないとか、実力があれば怖くない、なんていうことは、ありえないのかもしれません。
全員が等しく、新しいことをするときは恐れが出る。
実力がある人だって、失敗する。
他の人の挑戦が、上手くいっているように見えるけれど、実は裏で四苦八苦しているかもしれない。(人は、いい部分を見せ、悪い部分は隠す傾向にありますからね…)
ということは、同じ「苦しい感情」ならば、
失敗を恐れてやらない「苦しさ」よりは、
失敗したらそのときどうするか考える「苦しさ」の方が得るものがあります。
だから、そのまま、怖いまま、進むしかない。
先ほどの「時期を伺いすぎる」という話に繋がりますが、
「怖さが取れてから、やろう」
と思っていても、怖さが取れることはありません。
なぜかというと、怖さが取れるのは、思い切って挑戦してみて、
「あれ?意外と大丈夫だぞ」
と気付いたときに少しずつ取れるものだからです。
(苦労をして訓練をしろという意味ではありません)
子供のときに自転車の練習をした方は分かると思いますが、本当に怖いですよね。でも、乗る前に恐怖心を取り除くのは不可能ではありませんでしたか?
乗って、転んで、乗って、ふらついて…
それでも乗って、あれ?昨日よりちょっと前に進んだかも…
その「転ばずに、前に進んだ距離の分」、安心感が溜まっていきませんでしたか?
だから、「実践して、進む道ややっていることの安全確認をする」という体験をしなければ、どんなに頭の中でシミュレーションができていても、恐れを取り除くことはできません。
「恐れたまま、始めるしかない」
というのが嫌だから、多くの人が始められないのですが(そしてそれがダメということではありませんが)、それをどうしたらよいのか分からず困ってしまいますよね。
まずはマインドの切り替えが必要。
「やりたい」という気持ちが湧き上がってくる理由を知り、認めることが大事です。その「理由」について次の項目でお話しします。
なぜそれでも「やりたい」のか
それでも何かを「やりたい」と思う理由は、
「メリット>デメリット」だということをちゃんと分かっているからです。
メリットやデメリットと聞くと、聞こえが悪いな~と感じる人もいるかもしれません。でも、そのようにハッキリと分かりやすい言葉であえて認識する必要があるのです。
「メリット」とは、お金やスキル、社会的地位といったこともあるでしょうし、興味と好奇心が強いからとか、ワクワクや感動ということかもしれません。それが、付随する恐れや困難という「デメリット」を上回っている算段がなければ、やろうとは思いませんよね。
今はデメリットばかりが目の前に見えて、身動き取れない状態なのかもしれませんが、やれば、プラスになることをちゃんと知っている。だから、恐れを感じつつも、その先にある感動(もしくはしたたかなメリットの計算でもいいと思います)を、湧き上がってくる恐れ以上に想像して、モチベーションに変えるのが得策かもしれませんね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
「やりたいこと」があるという時点で、実はとても恵まれています。あとは、「やるだけ」なのですから。もし、「やりたいのに動けない、その理由が分からない」という方がいたら、今回の記事が参考になりましたら幸いです。
やりたいこと自体がよく分からない…得意なことがない…とお悩みの方はこちらもどうぞ。↓
↓おすすめの一冊。なかなか一歩踏み出せなくて悩んでいる方はぜひ。
Copyright secured by Digiprove © 2018-2019