欧米はストレートな言い方を好むから、英語ではハッキリ"Yes!" "No!"と言う方がいい…と思っているあなた。
でもそれだけだと少し足りないかも?!
英会話を習い始めた方は特に、答え方が分からないということで、YesやNoだけで受け答えが終わってしまうことがあります。
それは仕方のない部分もありますが、少しぶっきらぼうな印象を与えたり、場合によっては相手が不快な思いをしてしまうこともあるかもしれません。
英語はストレートでもいいと思われがちですが、特にイギリスは礼儀を重んじる傾向にあり、カジュアルな言い方よりも丁寧な言い方が好まれることが多いです。
この「返事の仕方」シリーズは、何回かに分けて書いてみたいと思いますが、今日は第一弾、「人に何かをやってもらうとき」の返事の仕方とその注意点です。
英語の返事の仕方いろいろ
人に何かやってもらうときのYes / No
「〇〇しましょうか?」と聞かれ、「はい、お願いします」というとき、Yesと答えてしまうと少し不十分。
Yes, please.
はい、お願いします。
と言いましょう。
逆に、「〇〇しましょうか?」と聞かれ、断る場合は、
No, thank you.
いいえ、結構です。
と言います。
ポイントは、明るく言うことです。どうしても、申し訳ない顔をしてしまいたくなりますが、「聞いてくれてありがとう」という気持ちの方を前に出して表現しましょう!
使用例
飛行機の中ではこのようなやり取りがよくあります。
【例1】
Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?
- Yes, please.
- No, thank you.
【例2】
Shall I bring some water for you?
お水をお持ちしましょうか?
- Yes, please.
- No, thank you.
といった形です。
こういった場面では必ず、
- Yesとplease
- Noとthank you
はセットで使いましょう。
必ず付けないとダメ?
私の印象ですが、人に何かをやってもらうときは、"please"や"thank you"は「必ず」付けて話されている上、日本語よりももっとしっかりと使われているような印象です。
例えば、機内でよくある、
Chicken or beef?
チキンとビーフどちらになさいますか?
という会話。客室乗務員さんがこちらの回答を聞き取れず、
Chicken? (チキンですか?)
と聞き返されたときに、日本語なら「はい」だけでも問題ありませんが、英語ではこういうときにも
Yes, please.
と言います。"please"という単語が結構しっかりと使われている印象です。
(ちなみに、ビーフと答えていたのにチキンですか?と聞かれたなら、"Beef please."ともう一度言う形です)
Yes / No以外でも言い表せる
Yes, pleaseでは足りない、「そこまでしてくれるなんて嬉しい!」という気持ちを表したいときは、
I can give you a ride (lift).
車で乗せていってあげられるよ。
- That would be great!
みたいな言い方もできますよ。直訳すれば「そうしてもらえたら素晴らしい!」ですが、「すごく助かる!」みたいな感じですね。
"great!"を"awesome!"や"fantastic!"にする人もいます。
※ ちなみにこの「乗せていく」のフレーズ、アメリカ英語はride、イギリス英語はliftを使います。
逆に断る場合も、No, thank youばかりではなく、
My dad is coming to pick me up. Thank you anyway!
父が迎えに来ることになってるんだ。ともかくありがとね!
というように、理由を言って断るのも思いやりがあっていいですね。申し出に対し断りを入れるときはThank you anyway.と"anyway"を付けます。
まとめ
今日のポイントは、
- 何かをやってもらうとき、Yes, please. / No, thank you. と必ず後ろにつける
- That would be great!のように、Yes, please以外の言い表し方もある
この、That would be great!などの、YesやNoを使わずにそのような気持ちを表すフレーズを後ほど特集してみたいと思います。
Copyright secured by Digiprove © 2018