人の名前、出身地、職業…
パーティのようにいろいろな人と話すような場だと、帰るころには忘れてしまうなんて言うこともしばしば。
「お仕事は何ですか?」とは聞けるけど、「お仕事は何でしたっけ?」って何て言うんだっけ?(笑)
知っているようで知らない!ですよね。
似ているようで、ニュアンスが違います。「一度聞いてはいるものの失念してしまいました」という気持ちが伝わる言い方をしたいときがありますね。
実は、たった一語付け加えるだけでそれが表現できます。
今日は、例文とともに、この便利な表現を学びたいと思います。
再度尋ねるときにはこの一語を追加!
例えば、お名前を一度聞いたけどもう一度聞きたい場合。
What's your name?(お名前は何とおっしゃいますか?)
で意味は伝わりますが、それだと「自己紹介したことも忘れちゃったかな…」と思われちゃうかもしれません。
こういうときには、
again
を後ろに付けます。
"again"は、「もう一度」という意味がありますね。ですから、疑問文にくっつけると、「もう一度教えて!」というニュアンスを付け加えることができるのです。
What's your name again?
お名前は何とおっしゃいましたっけ?
againを付けただけで、「もう一度教えてもらえますか?」の意味が加わるんです!便利ですよね!
日本人の名前は覚えにくいようで、海外の方からは逆にこれをよく言われます。
もちろん名前を尋ねるとき以外にも使えるので、次の項目で見ていきましょう。
相手のことを尋ねる英語のフレーズ
せっかくなので、相手のことを尋ねるフレーズを一緒に覚えてしまいましょう!againを付けた形で紹介します。
名前や呼称を聞く
What's your family name (surname) again?
名字は何とおっしゃいましたっけ?
- My family name is Yamada.
私の名字は山田です。
英語圏ではファーストネーム(下の名前)で呼び合うことが多いので、名字は何だっけ?ということもしばしば。
イギリス英語ではsurname(サーネイム)と言います。
What's it called again?
それって何でしたっけ?
※ "it"を具体的な単語に変えても使えます。↓
What's the musical instrument called again?
その楽器は何ていう名前だっけ?
- It's called 'Mandolin'.
マンドリンだよ。
人の名前ではなく、モノの名前を聞きたいこともありますよね。例えば、趣味の話をしていて、何か珍しい楽器をやっているとか、珍しいものを持っていて見せてもらったとか。
そういったときに、もう一度その名前を聞きたいときは、"call"という単語を受け身の形にし、「それは何と呼ばれているのか」という文章にします。
出身や住まいを聞く
Where are you from again?
どちらからいらしたんでしたっけ?
- I'm from Canada.
カナダから来ました。
出身を聞くフレーズはいくつかありますが、"Where are you from?"が一般的。これにagainを付ければ、「出身はどちらでしたっけ?」と再度尋ねる形になります。
Where do you live again?
どこにお住まいなんでしたっけ?
- I live in Yokohama.
横浜に住んでいます。
住んでいる場所を聞くフレーズです。初対面や、会って日が浅い相手でしたら、詳細まではしつこく聞かない方がいいかもしれませんね…
職業について聞く
What's your job again?
お仕事は何をされているんでしたっけ?
- I'm a nurse.
看護師です。
これは相手が明らかに仕事をしていると分かっている場合にのみ使った方がいいフレーズです。
なぜかというといろいろな事情があってお仕事をしていなかったり、学生さんかもしれないからです。どんな相手にも使える無難なフレーズは後述します。
Who do you work for again?
どちらにお勤めなんでしたっけ?
- I work for ABC clinic.
ABCクリニックで働いています。
意外かもしれませんが、勤務先を聞きたいときは"Who"を使います。誰のために働いていますか?ってなんだか不思議な感じがしますが、英語では、"Who"は団体を表すこともあります。
相手の職業によっては、所属先が"Company"ではないかもしれないので(教育機関や病院、役所など)、使い勝手のいいフレーズですね。
What do you do again?
今何をされているんでしたっけ?
- I'm a student.
学生です。
このフレーズが、相手が何をしている人なのかを尋ねる一般的なフレーズです。
前述の通り、相手が仕事をしているかどうか判断がつかない場合はこの表現を使うのが無難ですし、相手が就職をしていると分かっている場合でももちろん使うことができます。
学校について聞く
What are you studying again?
何を勉強されているんでしたっけ?
- I'm studying economics.
経済学を勉強しています。
大学生さんに対してはこの質問がいいですね。学問の英単語はなじみがないものも多いので、分からなければそれも聞いてみると会話が弾むかもしれませんね。
What did you study again?
何を勉強されたんでしたっけ?
- I studied linguistics.
言語学を勉強しました。
もう卒業をしている人に対しては、先ほどの質問を過去形にして聞いてみましょう。
What's your major again?
何を専攻されているんでしたっけ?
- I'm majoring in architecture.
建築学を専攻しています。
専攻は"major"という単語を使います。メジャーやマイナーのmajorですね。答え方は「I'm majoring in (学問の名前)」です。(ただ、教育制度の違いで、アメリカ寄りの言い方のようです。イギリス人もこれの意味は分かるようですが、その辺を話題にしてみるのも面白いかも)
英語の学問の名前一覧は後日まとめてみたいと思います!
(2018.10.7 追記) 学問の英語名をまとめました!
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英語をある程度覚えた今見ると「ああ、これ言う言う!」という実際によく使われるフレーズばかり載っているところが気に入っています。
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とっさの言いまわし日常英会話辞典―ビミョーなニュアンスがよくわかる
まとめ
"again"を付けるだけで、もう一度尋ねるための言い方ができるなんて便利ですよね。
忘れてしまったことは、曖昧にしておくよりはもう一度聞いた方がよいので、初対面の人との会話の中や、久々に会った人との話題として、"again"を上手く使った文章で英会話を楽しみましょう!
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