こんにちは。英語を学んでいるけど、いろんな意見がありすぎて、どのアドバイスを信じたらいいのか分からない!と、英語情報の森に迷ってしまっているアナタに読んでいただきたい記事。
今、インターネットで検索すれば英語学習に関する情報は何千とヒットするでしょう。でも、どれも書いていることは千差万別。
いろいろ試しているけど、イマイチしっくりこない…それは「英語をひとくくりに考えている」ことが原因かも?!
英語はあくまで「ツール」
例えば、「のこぎり」の使い方をネットで検索するとします。そして、それを使いこなすためにはどんな技術や練習が必要なのかを調べたい。(余談ですが、私は不器用なので、のこぎりがとっても下手なんです笑)
でも、一番大事なのって、なんでしょうか?
それは、
「のこぎり」を何のために使うか
ですよね。
「のこぎり」の情報なら何でもいい、というわけではありませんよね。
でも、英語になるとなんとなく、すべての情報が必要なように感じてしまう…そんな方も多いかもしれません。
「のこぎり」と同じように、英語をはじめとする言語というものは「ツール」です。
「のこぎり」が上手く扱えるようになった!やったー!終わり。とはなりませんよね?それを使って、やりたい目的があるんです。
目的によって、「のこぎり」の扱いがプロ級でなければいけないものもあるかもしれませんし(大工さんになりたい!など)、工作やDIYのように多少できれば構わないというものもあるかもしれません。
英語も同じです。
ビジネスで使いたい人、通訳になりたい人、趣味で楽しくやりたい人、ワーホリに行きたい人、大学留学をする人…などなど、習得しなければいけない技術も違いますし、十分な英語レベルも違ってきます。
英語を使って何をやりたいか考えてみる
先ほどは「のこぎり」に例えましたが、英語という「ツール」を使って何がしたいか、今一度考えてみましょう。
もちろん、「特に使う予定はないけれど、英語という言語自体に面白味を感じている」というのだってOKです。
私は、はじめは漠然と、外国の人とコミュニケーションを取るのが楽しいなあ、というぐらいでしたが、今は海外で演奏をするという趣味ができました。
ネイティブ並みの英語があったらもちろん楽しいですが、他にもやるべきこと・学びたいことがあるので、今は英語に関しては「新しいことはゆっくり学んでいく」ぐらいの感覚です。
そんな感じで、次のようなことを考えて書いてみましょう。誰かに見せるわけではないので、好きなだけ思い描いてOKです。
- 英語ができたらどんな自分になれるか
- 英語を使ってどんなことがやりたいか
- どのぐらい英語が出来るようになればその目標が叶うのか
コツは、前向きな感情をプラスしながら思い描くこと。
具体的なプランや職種がなくても、「仕事で英語を使って生き生きと働く自分」や「海外でもコミュニケーションが取れ、自信いっぱいの自分」みたいな感じです。
不思議と、やる気が出てきませんか?
この「自分の理想像」が分かれば、どんな人にアドバイスを求めればいいのかが見えてきます。
誰にアドバイスを求める?
先ほど、「自分の理想像」を考えてみました。それを踏まえ、もしあなたの前にこの人たちがいたとします。
- 帰国子女のバイリンガル
- 大学留学をしTOEIC満点の人
- バックパッカーなどをして、現地で英語を身に付けていった人
- 仕事で外国人と接し、忙しい中でも英語を身に付けていった人
- 留学をしたことはないが英会話教室に通ったりして上級レベルになった人
あなたは誰にアドバイスを求めますか?
「この人を選んだら正解」というものはありません。
逆に、この中で英語力が一番高い人にアドバイスを求めたからと言って、自分に必要な答えが返って来るかは疑問、ということ。
もちろん、英語力が高い人はそれだけの努力をしたということです。しかし、その道のりが、あなたに必要かどうかは、また別の話になってきます。
アドバイスを求める人を間違えない
アドバイスは、
- 通ってきた道(過去)
- 今のレベル(現在)
- 目指すところ(未来)
によってだいぶ変わります。
この「現在、過去、未来」の傾向が似ている人にアドバイスを求めるのが理想で、これらがかけ離れている人に求めてしまうと、おそらくしっくりこなかったり、自分には合わなかったり、場合によっては厳しいことを言われて落ち込んでしまうかもしれません。
特に、学習を始めたばかりの頃というのは、「レベルが高い人にはいいアドバイスをもらえるかも」とか「厳しい姿勢で学習している人の方が正しい気がする…」と何でも自分に取り込もうとしてしまいやすいように思います。
先ほども書きましたが、レベルが高いということは、蓄積してきたものが多い証拠です。でも、通ってきた道のりや、置かれていた環境が、自分にも当てはまるとは限りません。
アドバイスや情報も、取捨選択していいのです。
インターネットを活用しよう
「自分の理想像」に近い人が近くにいない!というのは、今やインターネットが解決してくれます。
今はブログやSNSで、自分の英語学習記録や学習のコツなどを発信している人がたくさんいます。それだけ、学習スタイルは十人十色になってきますので、自分に合っているものを取捨選択していくことがカギとなります。
自分の学習スタンスに近そうな人の学習記録を読んだり、直接コンタクトを取ってみるのも手です。
ゆるく勉強したいのにスパルタな姿勢の人とか、今の自分の生活スタイルでは実現できない学習方法(長期で海外に住むなど)を取っている人は、いろんな世界を知るという意味では読んでいて楽しいですが、参考になるかと言ったら別問題ですので、やはり自分に近い人にアドバイスを求めるのがいいと私は思います。
厳しい姿勢がすべてではない
忙しい仕事をこなしながらも、家に帰って何時間も勉強する人は素晴らしいです。しかし、それが出来ないからといって落ち込む必要はありません。
その人たちはそれが「合っているから」やっているのです。自分を追い込む方が向いているのでしょう。
でも、それが合わないからといって英語ができるようにならない、なんてことはありません。嫌になって辞めてしまえばそこで終わり。他の人の学習スタイルに惑わされそうになっても、自分にあったペースと学習法だけを信じた方がいいと思います。
↑私自身がこういうタイプなので(笑)、いろいろな道のりで進んでいけることをご紹介できたらと思い、このようなブログを書いています。
ゆるく学習したい人にも、みっちり学習したい人にもおすすめの、私が愛してやまないテキスト「話すための英文法シリーズ」↓
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まとめ
今日のポイントをまとめると、
- 英語はあくまでも「ツール」だということを覚えておく
- 自分がどうなりたいかという理想像をしっかり思い描いてみる
- SNSなどを活用して、「自分のなりたい理想像」に近い人の学習法を参考にする
- 「自分の理想像」をもとに、アドバイスや情報も、きちんと取捨選択する
「自分の理想像」を思い描いておくと、漠然と英語を学習してしまうことも避けられるのでおすすめです。
参考になりましたら幸いです。
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