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英語学習

【勉強嫌い】勉強の才能がない私が英語学習を続けられた理由を考えてみた

投稿日:2018年9月14日 更新日:




  • 英語が話せるようになりたいのに、学習が続かない。
  • 何から手を付けていいのか分からない。
  • やる気が出ないときはどうすればいいの?

こんにちは!英文科卒・海外演奏活動でコミュニケーションサバイバルをしている「むー」がお答えします!

今日は、自他ともに認める「勉強嫌い」の私が、なぜ英語だけ続けられたのか、考えてみようと思います。(音楽活動は別ね)

中学や高校で英語を習うのは皆さんも同じなので、私の中では、英会話教室に通い始めたときを「英語学習を始めたとき」としています。

そこを起点にすると、英語学習を始めてから16年経ちました

16年もやったらもう十分なんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、語学って生涯学んでいくものっていう気がしています。時代によって、言葉も変わりますしね。

さて、この16年、勉強が嫌いな私がどうやってモチベーションを保ってきたかについて今回はお話ししたいと思います。「英語が好きで、海外に憧れた」という気持ちを保ったことは一番大きいですが、それは皆さんも同じだと思います。

そういう気持ちがあるのにも関わらず、息切れしてしまう。そんな悩み、痛いほど分かります。

私が英語学習を続けられた理由

やる気が起きない時期の過ごし方を工夫

どんなに好きで楽しくやれる趣味でも、「技術を向上させる」という要素がある趣味は、

「やる気が起きない時期」

というものが必ず来ます。

これにはいろいろな理由があると思いますが、私が思うのは、

  • やっているのに伸びないのでモチベーションが下がった
  • 忙しくて学習する時間が取れない・気が回らない
  • 他のことに興味が移っている

などが挙げられると思います。

やる気がある時期は、英会話教室に通うのも楽しいし、机にも向かいたくなるし、テキストもサクサク進められたりするので、問題はないのですが、やる気が起きない時というのは、テキストを使って勉強するのは苦痛になります。

そういうときに「習慣づけなければ」などと自分を追い込むと、英語が嫌いになってしまいます。

こういった時期は、

インプットを辞めて、アウトプットを増やしてみる

これが個人的なオススメの過ごし方です。

モチベーションが下がっているときというのはいわゆる「停滞期」です。何をやっても結果に結びつかない感じがする。そんな時期。

そういうときは、知識を取り込んでも消化不良になりますし、何よりもつまらないと思います。自分の中に入ってくるものがマンネリ化してしまっているということもあります。

こういう時期は、「今ある知識を外に出してみて、新たな発見を得る」ということで、また新たな風が入ってくるのです。

といっても、外に向かって発信したり、人と会って英会話をすることだけが「アウトプット」ではありません。「今ある知識を使って」、見たり聞いたり理解することもある意味アウトプットな行動だと思っています。簡単に言えば、外の世界と繋がること、ですね。

「アウトプット」な行動とは

YouTubeで英語の動画を見てみるとか、ツイッターで英語のツイートを見てみるのがオススメ。忙しい人も、通勤時間などにサラッと見ることが出来るのがいいですね。

一般的な英語ニュースはレベルが高いですが、こういった「非英語圏のリスナー向けのニュース」っていうのもあるんです。私はこれは結構学習に使ってました。テキストで勉強するのがなんか嫌~という時期におすすめです。

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「アウトプット」な行動をしているときのポイントは、

  • すべて理解できなくても落ち込まないこと
  • 理解できたことがあればそれを喜ぶこと

です。そういう、「今の知識を活用」して「楽しい」と思う小さな経験をたくさん積むことが、やる気が起きないときに気持ちを切らさないコツだと思います。

人と会わなくてもアウトプットが出来る、ということを心に留めておくと、やる気が起きないときの対処法にも迷わないと思いますし、なんなら少しの期間お休みするのも手です。

ほかのことに興味が移っているときは、そちらを楽しみましょう。きっとまた「そろそろ英語がやりたいな~」と思うときが来ます。

「勉強している」という意識をなるべく減らした

私は長期留学をしたわけではないので、ほとんどが日本国内(しかも地方)でのトータル学習時間の方が長いかもしれません。

私は人によく「どうしたら英語が話せるようになるのか」と聞かれるのですが、「私は特に勉強をがんばったという意識はない」「苦痛にならないように工夫しながら、長い期間続けること」と答えています。

こういう質問をされる方は、「3ヶ月で結果を出したい」と言う方が実はとても多いです。結果が出ずにモチベーションが下がることが嫌で、短期間で結果が出る方法を知りたいと思っているようなのです。

実際、人間の興味が続くのは3ヶ月らしいのです(科学的根拠については分かりませんので「らしい」ということでお願いします)。ですから、大手通信教育の会社では3ヶ月ぐらいで結果が出る講座をたくさん用意しているというような話を聞いたことがあります。

しかしながら、語学はなかなかそういうわけにいかない分野でもあります。

だからこそ、「勉強」という意識があると、どうしても苦痛になって息切れしてしまうんですね。

そういったわけで、「やっぱり英語はガリガリ勉強するべき」という意見も目にしますし、それが合う人もいるようなんですね。私は、合わなかったというだけ(笑)

とはいえ、まったく何もせずに、魔法のように英語が出来るようになる、ということはありませんから、何らかの形で「インプット、アウトプット」の経験を積まなければなりません。

先ほど述べたように、「机に向かう習慣」ではなくて、小さな「楽しい!」を積み重ねて、少しずつ覚えていく習慣が大事になってきます。

自分にとって「これが勉強だ」と感じるものは何ですか?

  • 机に向かってテキストを開くこと
  • 通勤中にスマホで学習すること
  • 英会話教室に通うこと
  • 国際交流センターなどで外国人と交換レッスンをすること
  • 留学すること

これらを読んでみて、「これは勉強だ」「これは勉強という感じがしない」という感じ方が、人それぞれあると思います。

何かしら学習に関連する行動を続けていけば、少しずつ蓄積していくことはできますから、やる気が出ない時期は「より勉強感がないもの」を選んでやっていくといいでしょう。私は、ほとんどがそうだったかもしれません(笑)

私のように、短期集中で頑張れない人は、即効性はありませんが、「勉強という意識がなく、少しずつ覚えていった」という人がいると知ったら、少し希望が湧きましたか?

完璧を目指さない

ここで宣言しますが、私は完璧な英語が話せるわけではありません!でも、コミュニケーションは成立しますし、楽しくキャッチボールが出来るのであれば、それでいいと思っています。

(ビジネスの場、アカデミックな場ではまた違うかもしれませんが、今は「まず趣味で英会話をやりたい」「初級~中級で、英語学習のモチベーションをなるべく持続させたい」という方のための観点で申し上げています。)

私ももちろん「完璧に話せたらいいな」という気持ちもあるし、今のレベルから向上したいという気持ちは常に持っています。

ポイントは、「通じればいいというレベルはダメ、完璧だけがOK」という線引きをなくすこと。

「通じればいいというレベルでもOKだし、完璧になりたいと思う気持ちもOK」

向上心はいいことなのですが、上手くできないこと、まだまだなことを責めないことが大事。上ばかり見ていると苦しいものです。「ダメだ、下手だ」と否定することなく、「今はこれでいい」と、現段階のレベルを認めましょう。

それでも「続かない」と感じるとき

英語テキストを数ページやると飽きるワケを考えてみた

皆さんは、英語のテキストを買ってすぐのときは、ワクワクしてやる気満々で1ページ目から学習していますよね。

でも、3ページ、4ページとやって、うーん、なんだかつまらないぞ?今日は眠いから、明日にしよう…

そういって、もう二度と開くことがない…なんてこと、ありませんか?

私もあります(笑)というか、1ページ目から順々にやっていこうとすると、こういったことが起きてしまうんです。

気合や根性が足りない…なんて悩んでしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

なぜ、やりたいはずの英語学習が、途中で飽きてしまうのか。

それは、

「各単元の必要性を、現時点で感じないから」

なんです。

人間は、知りたいと思うことの答えが分かると「感動」をします。

つまり、「知りたいと思っていないこと」だから、つまらなくて飽きてしまうんです。それはきっと、どんな分野でもそうでしょう。

ということは、英語の単語や文法、言い回しを「知りたいと思う状況」をどんどん作っていかなければなりません。

英語を学ぶ必要性を感じる体験とは

では、その「知りたいと思う状況」(=必要性)とは何なのでしょうか。

それは、

「こう言いたかったのだけれど、英語が出てこなかった」

というもどかしい体験をたくさんすることです。

テニスのルールを事細かく把握していても、すぐに上手くプレーが出来るわけではないのと同じように、知識を持っていることと、実践できるかどうかは、また違ってきます。

ですので、「知っているつもり」でも、「いざ言おうとしたら、言えなかった」ということはよくあります。

この経験は、なかなか苦しいものですが、

「もどかしい思いをする」

「知りたい状況になる」

「知って、感動をする」

「印象に残る」

「覚える」

このサイクルが効率よく覚えるためのひとまとまりだと私は感じます。学校のテストのために嫌々勉強したときって、何度書いてもイマイチ覚えられませんでしたよね?(って、私だけかもしれませんが…汗)

ただし、先ほど出てきた「アウトプット(=外の世界と繋がる)」をせずに、このサイクルを体験をするのはどうしても難しいと思っています。

机上での勉強よりも圧倒的に、実践の中でもどかしい体験をする方が重要で、その体験をするから「分からなかったことを調べたい!!」という意欲が湧いてくるのですね。

一番いいのは、当然のことながら、英語圏に行ってしまうことです。短期間でそのもどかしい体験がたくさんできるからです。

しかし、事情が許さない方も多いかと思いますので、英会話教室でもいいでしょうし(DMM英会話などオンライン英会話なら格安かつお家でできますよ)、地域の在住外国人との交流会を探して行ってみるのもいいでしょう。

英語を話す機会がない!地域の国際交流センターを利用してみよう

もちろん、英語が得意な日本人のお友達に頼んで、ちょっと不思議な感じですが日本人同士で英会話をしてみるのも効果絶大ですよ!

「あれ?!こういう時、なんて言うんだろう」という瞬間にたくさん出会うことが次への一歩。言うなれば、「もどかしい気持ち貯金」をしていく感じですね。

こういう時、なんて言えばいいの?が調べやすいテキスト

皆さん、高校のときに分厚くて小難しい文法書、買わされましたよね?

私の経験上、英会話が中級ぐらいになってきたときにその文法書を見ると、「ああ!なるほど!!」と感動します(笑)

だから、日本の英語教育って、順番が逆だなあ…とハッキリ思いました。

最初は、「ある程度フレーズを覚えていく」方が楽しいし、やりやすいのです。英語圏に行けば、「ネイティブがしょっちゅう言っているフレーズ」が耳に残ります。子供が覚えていくプロセスと同じですね。

といっても、「丸暗記でOKの旅行会話集」などでは、応用が利かない場合があります。また、「マニアックなフレーズ」ばかり載っている「ネイティブはこう言う」系のテキストもありますので、注意が必要。

きちんと文法事項も踏まえながら、「なるほど、こういうときはこう言うんだ!」という感動があるテキスト、ご紹介します。

「話すための英文法」シリーズ

この「話すための英文法」シリーズは、以前にも紹介させていただきましたが、

英語学習者が陥りがちな迷路と、本当にオススメできるお気に入り英語テキスト紹介。

とてもいいテキストなのでこちらでもまた紹介いたします!

「話すための」と銘打っているだけあって、そうそう、これが言いたかったの!という実用性を重視しつつ、きちんと文法事項が学べる構成になっています。左ページに文法事項と英文、右ページに日本語訳と、シンプルで見やすいです。

下記には初級編のリンクを貼っていますが、超入門~上級まであり、Amazonで本の中身を確認することができます。(※「なか見!検索」機能はパソコンからのみのようです)

中身を見て、「これはもう分かるなあ」と感じたら、1つ上のレベルをチェックしてみてください。ざっと見て、「分からない言い方が結構あるなー」と感じるレベルを購入するのがオススメです。

「英会話○○フレーズ100」シリーズ

こちらは初級の方向けですが、もっと「あー、うんうん、実際によく使うわ~!」っていうフレーズが載っていて、実践的です。

会話集って、「うーん、このフレーズ、実際には何回言うことあるだろう…」っていうあまり実用的ではないフレーズが載っているものも多いのが実情。

でもこのシリーズは本当に使うなあと思うフレーズばかりが載っていて、「無駄がない」という印象。よく研究されています。

このシリーズも、先ほどの話すための英文法シリーズと同じく、Amazonで中身を検索することができます(※パソコンからのみ)。特にこのシリーズは目次にしっかりとフレーズが書いていますので、ご自分に必要な知識かどうか、確認してみてください。

最初の1冊は、まずこちらから。基本フレーズは「子供の言い方」として紹介されているものの、友人同士のカジュアルな言い方としても使いますので、まずは覚えやすい基本フレーズを覚え、それから次の項目に載っている「大人でも安心して使える」という「発展形」を覚えることが出来るので、なかなか濃密な1冊になっています。

「なるほどフレーズ100」と一緒に、こちらもオススメ!

同じシリーズの本は体裁が似ていて、比較しながら学習しやすいというのもあるので、まとめ買いもオススメですよ。

あとがき

いかがでしたか?

英語学習は、「長期戦」と思っていただいた方がいいですが、だからこそ、「いかに嫌いにならないか」がポイントです。嫌になってしまったら、そこでストップしてしまいます。

モチベーションが下がった時期は、ご自分に合ったやり方を見つけ、楽しくゆっくり英語学習を続けてくださいね!

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