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社会人になってからワーホリや語学留学は行くべきか?#1 ~英語は国内で十分?!~

投稿日:2019年3月9日 更新日:




私は正社員を1年9ヶ月で辞め、イギリスに半年間語学留学しました。今でこそフリーランス、ノマドワーカーが当たり前になりましたが、その当時はまだ「最低3年」、一度でも職歴が開くと社会的評価がかなり低くなるという時代でした。(今から10年以上前です)

そういうデメリットも分かっていましたが、それでも英語を話せるようになりたかったし、どうしても海外に住みたくて、語学留学を選びました。今はオンライン英会話が普及し、国内にいながら、毎日英語に触れることができるようになりました。

というわけで、「行くしかない」状況も以前よりは薄まり、今は「英語だけでは評価されない」時代になってしまいましたが(私のときもそうでしたが…)、果たして、仕事を辞めてまで長期で語学留学やワーホリ(ワーキングホリデー)に行くべきかどうか、考えてみたいと思います。

 

英語学習は国内で十分?

私が語学留学をした経験を踏まえて、「英語を習得する目的」がメインで海外に行くべきかどうかを考えてみたいと思います。

私の語学留学前の状況など

私の、語学留学前の状況です。

  • 4年制大学卒、専攻は英語系だがさほど話せず
  • 英会話教室に3年通い、まあまあ会話のキャッチボールが出来るようになってきたあたり
  • 地元の企業で働いていて、一般事務(いわゆる、お茶くみコピー取りのOL…)
  • 特にこれと言った免許や国家資格がない(自動車免許だけ)

当時の「留学」の状況など

  • 今人気のフィリピン留学はまったく注目されていなかった
  • オンライン英会話も、通信が切れやすいなどでほとんど普及していなかった
  • 英会話教室はあったが、とても高額だったため(某大手の営業が問題になりましたね)、留学か、ワーホリをしてしまった方が早かった

こういったことを考えると、「国内にいて生きた英語を習得」というのがまだちょっと厳しい状況でした。それで、仕事を辞めてイギリスに語学留学したのですが、今の時代だったら別の方法を選んでいたかもしれません。

英語だけを習得したいなら、国内で十分

今はオンライン英会話の質がとても高いです。もし英語力を高めたいのであれば、オンライン英会話をオススメします。

私が留学する前、オンライン英会話は、

  • 回線が切れてしまうので使い物にならない
  • 謳っているほどいつでも予約が取れるわけではない
  • 講師の国籍が偏っている(当時はフィリピン人講師がほとんど)

ということで、敬遠する人が多かったです。(フィリピン人講師が悪いというわけではありません。英会話教室のネイティブ講師でも教え方に問題がある人はたくさんいました。)

私が以前レビューしたDMM英会話あれば、ネイティブ講師からも習えますし、きちんと研修を受けたノンネイティブ講師からかなりリーズナブルな値段で英会話を習うことが出来ます。私は英会話教室に結構な額を払ってしまった上に、海外留学もしたので、本当にいい時代になったなあと切なくなります…笑

正直、半年や1年語学学校に通っても、ネイティブのようにペラペラにはなりません。ここは強調します。

「ある程度、意思疎通には困らないレベルになる」ぐらいだと思っていた方がいいです。意思疎通に困らないとは、完璧な英語を話せるようになる、ということではありませんので、そのレベルになるには、今の時代なら国内での学習で十分じゃないかと感じます。

オンライン英会話は、かなりお得です。オンライン英会話については別記事に書いてあるので、こちらをお読みください。↓

オンライン英会話を始めよう!「DMM英会話」料金やレッスンの概要は?

「聞き流すだけの教材」についてもよく質問されるので、こちらに書きました↓

「英語を聞き流すだけ」の学習教材で損しないために。効果は性格次第?!おすすめできるのはこんな人

 

帰国後のことをよく考えよう

私の帰国後の問題をここで書いてみたいと思います。

留学から帰国後、中途半端な立ち位置に

帰国後の就職活動で悩まされたのが、「英語という技術で、中途半端な人材になってしまった」ということ。

まず、前職での経験や資格が特になく、「英語のみ」では、有名企業への再就職はおろか、正社員のポジションに就くこともほぼ不可能です。

しかし、アルバイトやパートとなると、外国人が来るお店などを除いて、「うちにはもったいない」と言われてしまうのです。私は地方在住なので、外国人が来るようなお店はほどんどありません。

私は留学前、「お茶くみコピー取り」という「典型的なOL」だったため、特にこれという実績がなく正社員生活が終わってしまいました。

日本の働き方(しかも10年以上前)が合わない私は最初から、次の仕事では正社員になりたいとは思っていませんでした。。それでも、予想以上に再就職の状況は厳しかったです。

結局、海外にいた経験を活かせる国際交流関係の仕事(有期雇用)に就き、そのあとはフリーランスという形で仕事をしています。

長くなりましたので、今回は一旦ここまでにし、

  • ワーホリや語学留学はどんな人なら向いているのか
  • どんなビジョンで行けばいいのか
  • ワーホリや語学留学以外に方法はないのか

について、次回書いてみたいと思います。

 

まとめ

今回は「社会人が退職してワーホリや語学留学に行く場合」を想定した記事なので、学生さんや、最初から帰国後はフリーランスでやっていける算段のある方は別になります。

行ける状況の方にはぜひ長期で海外に足を運んでいただきたいというのが私の考えなのですが、「戻ってきたときのプラスになるかどうか」と言われれば、「人生においては大いにプラス」ではあるものの、「企業からすると、そこまでプラスではない」というのが私の意見です。

ですので、留学後に明確に「この仕事がしたい、しかも正社員で」という目標がある人は、

  • 英語の習得は国内でオンライン英会話などで
  • 仕事をしながらTOEFLやIELTSを取得
  • 専門留学や大学院留学をおすすめ
  • 大学生であれば、社会人になってからではなく、休学して行く

ということで、今の時代から考えると、1年程度の長期の語学留学は以前ほど勧められないのが私の意見です。(そのため、このサイトでは退学や退職をせずに行く短期留学をおすすめしています)

次回に続きます。(3/11 次の記事のリンク追加しました↓)

社会人になってからワーホリや語学留学は行くべきか?#2 ~他の道も検討しよう~

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