私が一番受ける質問。それは「英語を聞き流すだけ」の教材って効果はどうなの?ということ。
つまり、みんな、
「苦労せずに英語を話せるようになりたい」
ということですね(笑)
気持ちは分かります。そして、「苦労せずに話せるようになるかも!」と思わせる「英語を聞き流すだけ」の教材はすごいと思います。
でも、果たして本当に苦労せずに話せるようになるのか?CMを見ていると、そう感じますよね。
ここまで「英語を聞き流すだけ」教材が市民権を得ているということは、それが合っている人もいるということ。今日は、「英語を聞き流すだけ」教材はどういう人ならオススメできるのか、ということを考えていきたいと思います。
「英語を聞き流すだけ」の効果とは
「聞き流すだけ」でも確かに覚えられる
私自身の経験を振り返ったときに、「聞き流すだけ」で覚えた経験も実はあったことを思い出しました。
母は韓国語を勉強しているので、母と車で買い物に行くとき、母はいつも韓国語のテキストに付いていたCDを車でかけていました。
韓国語のフレーズ → 日本語訳
の順番で流れるので、「英語を聞き流すだけ」教材と同じ仕組みですね。
私はそれで多くのフレーズがかなり耳に残って、よく真似していました。今でもハッキリ覚えているフレーズもたくさんあります。
韓国人の友達の前で話したら、「おお~!!」と歓声が上がりました(笑)おそらく、発音もその通りに覚えていたからでしょう。
聞き流すだけで覚えられるわけが…と思いきや、やっぱり聞いていると覚えます。新しい歌でも、何度も聞いていると自然に歌詞を覚えるのと同じで、確かに繰り返し聞けば覚えられることは確実だと思います。
ただ、どういう人が「確実に繰り返し学習するのか」ということを考えなければなりません。英会話教室に通った方が効果が高いのでは?と迷っている方もいらっしゃると思います。
次の項目で、「英語を聞き流すだけ」教材はどんな人に合っているのか見ていきたいと思います。
「英語を聞き流すだけ」教材が合う人とは
どんな教材・学習法でも、「続けること」が前提ではありますが、「性格面」で私が思う「英語を聞き流すだけ」の教材が合う人は、
- 人と話すのが得意ではない人
- 合わなければ、売ればいいと思うタイプの人
だと思います。
人と話すのが得意ではない人
義務教育で英語を学ぶことを除き、自主的に英語を学ぶ際、大きく分けて2つの理由があります。
- 英語が好きで、英語自体を学ぶことを楽しんでいる
- 英語を学ぶことも英会話も好きではない、でも仕事や移住などで必要になってしまった
前者の、好きで英語を勉強している、という人は、恐らく勉強法や教材などで悩むことはそんなにないと思うのです。後者の場合は、何かしら引っかかる点などがあり「英会話の勉強が億劫だ」となっていると思うのですが、
- 英語を学ぶこと自体が苦痛(興味がない)
- 人と接することが苦痛(学習はしたい)
大きくこの2つに分けられるのではないかと考えます。
オンライン英会話も普及し、リーズナブルな授業料で学習できますが、スカイプで話すなんて緊張する!という方もいますよね(私も実は結構そういうタイプです…)
この「人見知り」パターンは、英語は勉強したいけれど、留学や英会話教室は嫌…でもそういう方は、秘めている思いや可能性が大きかったりするので、ご自分に合った方法で英語学習に取り組めたら、英語力がすごく伸びると思います。
そういう方には「教材」で勉強する方法はおすすめです。
合わなければ、売ればいいと思うタイプの人
実は私は、英語のテキストは「のちに売却することを想定して」使用しています。使ってみたらあまり合わなかったということもありますし、レベルが上がって必要なくなったということもあります。
英語教材は、よほど古くない限り、一般の書籍に比べて高値で売却することが出来ます。そのため、私は書き込みやマーカー引きをせず、ブックカバーを付けて使います。
ちょっと話は逸れましたが、何が言いたいかというと、「英会話レッスン」は形に残りません。一方で、「教材」は形に残ります。
市民権を得ている「英語を聞き流すだけ」教材は、メルカリをはじめ、多くのオークションサイトで人気があったり、中古品買取業者にも買い取ってもらえたりします。
「合わなければ、売ればいいや」という気持ちもある意味教材で勉強するタイプの人には有効かもしれません。
英会話教室は長期的に見ると結構かかる
英会話教室に通うとなると、月々の料金が毎月数千円~1万円ほどかかってきます。言ってしまえば、留学も同じかもしれません。(生活費もかかるという意味で、さらに高額なチョイスです)
実はゲームなどと同じで「買い切り」の方がトータルコストは安いのです。
私はレッスン料が月8000円の英会話教室に3年通ったので、
8,000円×36か月で、288,000円…
レッスン料だけでこのくらいなので、ほかにはテキスト代、バス代などもかかっています。
私がオススメしているDMM英会話でも、毎日1レッスン受講できるノンネイティブプランで5,980円。12か月払い続けると71,760円になります。
さらに言えば、前述の「人と接するのが苦手」という人は、英会話教室は苦痛以外の何物でもないですよね。では本当におすすめできる教材はどれ??
結局は「聞き流さない」教材がいい?!
- 有名な「聞き流すだけ」系はちょっとお高いなあ…
- 人と話すのが苦手なので英会話はちょっと…
- 「聞き流す」よりももうちょっとしっかり出来るのはないの?
という方は、アルクの「聞き流さない、聞き貯める、1000時間ヒアリングマラソン」というものがあります。税込53,784円(国内送料無料)。先ほどお話した英会話に通い続けるよりお得。
約半額で試せる6か月コース(税込30,240円、国内送料無料)や、500円で体験できる「体験キット」もあります(体験キットは送料が150円かかります)。
「聞き流さない」とはどういうことでしょうか?この1000時間ヒアリングマラソンは、ただ例文を流し聴きするような構成ではなく、きちんとした問題集と、その音声が収録されています。つまり、問題集で勉強する形ではあるけれど、一般的なテキストのように「読み書き」で終わるのではなく、ヒアリングをしながら学習する形で作られているよくできた学習法なんですね。
海外の語学学校で勉強するような形に近いように思いました。
ヒアリングがしっかり出来るようになって、正しい知識が蓄積されてくれば、スピーキングも自然と出来るようになりますから、人と話すレッスンはどうしても嫌だなぁ…(でも話すための下地は作りたい)という人にはオススメです。
アルクのサイトから概要を引用します。
英語を母語としない日本人が、英語独特の音やリズム、スピードを身体にしみこませ、日本語を介さずに理解できるようになるには、一定期間、集中して生の英語を聞くことが大切。
その目安となる時間は、当講座の発足以来、35年以上にわたって寄せられた多くの学習者および識者の所見から、アルクでは1年で1000時間と考えています。英語でのコミュニケーションは、社交、教養、ビジネスなど、さまざまなジャンルに及びます。本講座は、日本人があらゆるシーンで、瞬時に英語を理解して、相手とスムーズなやり取りができるようになる英語リスニング力を養成します。
外国語を習得するためには、一定期間、ある程度の「量」をこなし、「圧力」をかけて習慣的に学習することが必要です。
今まで、スポーツや楽器の習得に本気で取り組んだことがある方は、よくご存じでしょう。「うまい」というレベルに達するまでには、時間も労力もかかるということを。
やはり、筋トレのように「意識的に鍛える」必要があるということですね。意識をせずにだらだらと筋トレマシーンを動かし(≒聞き流す)、かつ短期間で辞めてしまったら筋トレにはなりませんよね。
1000時間きちんとやれば、見えてくる境地があります。私は結局15年以上英語を勉強してきたので分かりますが、ある日突然「あれ?なんか聞けるようになってる?しゃべれるようになってる?」とふと思う時が来ます。それが大体1000時間ぐらいだろうということでアルクでは設定しているのでしょう。(私はもう遠い昔の話なので笑、何時間だったかは定かではないですが、ある時「話せる部類に入った」と意識するようになったのは確かです。)
アルクのサイトから、ヒアリングマラソンを試聴できます。ページの下の方にある「教材体験」のところから入ると、実際のテキストを見ることができ、CDのマークをクリックする音声も試聴できます。(スマホからも聴くことができます)
ぜひ聞いてみてください!↓
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