お得な料金で、アフリカ行きだけでなく、香港行きでも好評を博していると噂のエチオピア航空に乗りました!まだまだ口コミやレビューが少ないエチオピア航空、ちょっと遅くなりましたがレビューを書きます。
※数年前の古い情報となりますので、現在は変わっている点もあるかもしれません。参考程度にお願いいたします!
私はエチオピア航空でタンザニアのキリマンジャロ国際空港まで行きました。アフリカ行きを検討している方はもちろん、香港行きのみの利用を検討している方にも参考になるかと思いますので、ぜひお読みください。
タンザニア行き航空券を選んだときの話はこちら↓
エチオピア航空の特徴
エチオピア航空予約の時点で分かっていた情報は下記の通り。
料金が安い
渡航時期や予約のタイミングにもよりますが、私が予約した時(2月の出発で、予約完了は出発の1ヶ月半前)はアフリカまで諸経費込みで10万円を切りました。日本~香港間のみも利用できるので(と言いますか、ほとんどの日本人乗客はそれでした)、日系航空会社やキャセイパシフィックなどの中に新たな選択肢ができたというのも魅力の一つ。
香港などを経由してからアフリカ各地へ
上にも書きましたが、日本人の乗客はほとんどが香港行きのようで、リサーチしていた当時検索でヒットした情報もすべて香港行きの方の記事でした。「安く香港に行ける航空会社」という風に紹介されていますね。
日本からアフリカまで乗る人は少ないようだったので、香港での乗り換えなどがどうなるのかちょっと不安でした。
日本人客室乗務員はいない
これは以前アエロフロートロシア航空で経験していたので大丈夫かも、と思いました。機内で話す英語はほぼ決まっているので、初級レベルでも、勇気さえあれば大丈夫です。そのうち機内で使う英語特集しようかと思います。
日本人客室乗務員がいないデメリットと言えば、日本流のサービスは期待できないということですね。割とガサツだったり笑顔がなかったりするんだろうというのは、我慢できる範囲かなと…
スポンサーリンク
エチオピア航空に実際に乗ってみました
エチオピア航空チェックイン
エチオピア航空のチェックインは成田国際空港の第1旅客ターミナル・南ウィング4階のJゾーン、3時間前からチェックインできます。チェックイン締め切りは出発1時間前です。
いよいよ搭乗
「アディスアベバ行き、香港経由」との表示があります。私はアディスアベバで乗り換えて、タンザニアのキリマンジャロ国際空港まで行くのですが、画面にはそこまでの表示がなく、アディスアベバのボレ国際空港に着いたら要確認です。
エチオピア航空は2015年に成田就航したため、まだ割と知名度が低いようで、ネットでは「結構すいている」という感想がちらほらありました。
しかしながら、搭乗してみると予想に反して割と混んでいて、香港行きの路線としては人気を博しているようでした。(帰りのレビューは省略しますが、なぜか帰りは「ガラガラ」と言えるほどすいていました。。)
さてさて、無事、定刻通り出発しまして、GOODです。
「運賃が安くて日本人客室乗務員が乗っていない」という共通点から、その前年に乗ったアエロフロートロシア航空と勝手に比較してしまうのですが、アエロフロートロシア航空はしょっちゅう遅延する、、と旅行会社勤務の友人が教えてくれました。(そして、日本~モスクワの便が見事にその遅延に当たり、、アリタリア航空へ振替となりました。。)
エチオピア航空は行きも帰りも遅延しませんでした。ナイス。
映画を見たり音楽を聴いたりはほかの航空会社のようにできます。でも私は映画を見ない人なので映画の内容とかチェックしませんでした。。エチオピアの音楽がものすごくよかった。ほかにはタンザニアのラップとかを聴いていました。
やはり日本人の客室乗務員はいませんでした。でも香港の方と思われる客室乗務員は何人か乗ってました。日本~香港間は完全に「ついで」って感じなんでしょうか…
香港で機内待機
(2018.9.5追記)現在はアフリカまで向かう乗客も全員一旦降機という情報を耳にしました。正確な情報をチェックインの際に確認されることをオススメいたします。
当時のレビューということで、そのまま「機内待機」の様子を書きます。
成田出発から約5時間半、香港に到着です。日本からは、成田~香港のみを利用する乗客がほとんどなので、ここでたくさんの人が降ります。そのためちょっと不安になる…。機内待機でOKのはずなのですが。
周りを見渡して、明らかにアフリカまで行くと思われるアフリカ系の方が座ったままなので、「うんうん、大丈夫だ」ととりあえず安心。そうこうしているうちに、客室乗務員がリストを見ながら来て、
席の番号が書かれたシールを服に貼っていきました。日本からアフリカまで乗っていく乗客の席番を照合して、間違って降りていないか、または間違って残っていないか(大問題)をきちんと確認し、分かるようにシールを貼ってくれます。これはいいですね。間違えたら大変なことになりますので。。これは、待機する方も安心です。
機内待機していると、清掃が始まりました。。ここから新しい乗客が搭乗するので当然ですが、フツーにガシャガシャ掃除してます。私も隣の方の残したゴミとか、清掃員に渡します(笑)
1時間ぐらい待ったと思いますが、香港からの乗客が搭乗完了し、アフリカに向けて出発です。いったん降りて乗り換えるとたいてい短くても2~3時間とか待ったりしますから、スムーズな出発でいいなと思いました。立ち歩けないのはちょっと辛いですが。次の香港~アディスアベバのフライトが長いので(10時間以上)、いったんリフレッシュしたい人はつらいかな。
といっても中東系の航空会社もそこそこフライト時間長いので(中東各国まで12時間以上)、アフリカに行くならそこは頑張るしかないですね( ;∀;)
というわけで、心を無にして(笑)、香港~アディスアベバ間のフライトを乗り切ります。
ちなみにこういうコンセント付きのモバイルバッテリーがあると、USB対応の電源じゃなくてもそのままコンセントにぶっ刺してゲームとかパソコンとかできて、暇つぶしになりますね。容量的にも機内持ち込みOK。↓
機内食が思いの外おいしい
ビックリしたのは、機内食が美味しかったこと。値段的に期待していなかった分の驚きかもしれませんが、結構いけます。これは、マッシュポテトとビーフシチューみたいなやつ。
でも、
朝食は、「パン」と「パン」だった。
( ;∀;)ボソー
口の水分奪われまくりました…
チキンを選択した時は写真を撮り忘れてしまいましたが、ビーフもチキンも美味しかったですよ。でもチキンは、日本で一般的に食べる鶏肉よりパサパサしてる感じのお肉です。個人的には、ビーフの方が好みでしたね。
エチオピア・アディスアベバで乗り換え
香港を経って10時間以上と長いフライトを終え、無事エチオピアのアディスアベバ・ボレ国際空港に到着。ふぅ~~~長かったー!
飛行機を降りると、係員が一人一人に行き先を聞いて、「はい、こっち」「はい、あっち」と誘導していました。「キリマンジャロ」と答えると「あっち」と言われ、少し歩くとすぐに待合スペースに出ました。
この待合スペースにはお店もなく、Wi-Fiもあるっぽいのにまったく繋がりません。
暇。( ;∀;)
↑なんだろうと思ったら、トイレでした!!
行き先がアフリカの各都市で、「おおお~アフリカに来たんだー!!」とここで実感します。私のフライトは10時台なのでまだ表示が出ていません。
手荷物検査が結構並んでいたので、あまりのんびりはしない方がよさそうでした。
さて、9時近くなって、私の乗る便、10:10出発のET815便が表示されましたが、行先が「ザンジバル」になっている…同じタンザニアですが、キリマンジャロ国際空港とは別の空港です。
アナウンスを待っていると、「ET815 Zanzibar via Kilimanjaro(ET815、キリマンジャロ経由ザンジバル行き)」とアナウンスがあり、ひと安心。あ~、またこの形式ね!エチオピア航空って電車みたいだ…笑
こちらも無事定刻に出発。乗客はザンジバルでバカンスを楽しむと思しき欧米人の方々や、キリマンジャロ登山に行きそうな装備の方々など。日本から来たと思われる方も少なかったですがいらっしゃいました。
念のため、黄熱とイエローカードについて
おそらく滅多なことがなければこのようなことは起きないと思いますが、飛行機が12時間以上遅延したりすると、到着国で「イエローカード」(黄熱予防接種証明書)というものを見せろと言われる可能性があります。(行き先によります。)
なぜかと言いますと、エチオピアは「黄熱」という病気に感染する危険がある国として指定されていて、
乗り継ぎのため、黄熱に感染する危険のある国の空港に12時間以上滞在した渡航者も黄熱予防接種証明書が要求されています。
出典:厚生労働省検疫所ホームページより
という指定がある国があるのですね。(エチオピアの空港内に滞在していて、黄熱に感染する危険があるかと言ったら可能性はかなり低いとは思います。)
私が行ったタンザニアや、南アフリカなどにも上記のような規定があり、万が一エチオピアの乗り換えで遅延等が発生し、12時間以上滞在することになると、到着国でイエローカード提示を義務付けられることがあるそうなので、その点注意が必要です。
アフリカに行くのであれば、黄熱のワクチン接種について検討してみてもいいかもしれません。提示する必要がないはずなのに、見せろと言われることもあるんだとか…(わいろ目的という噂ですが、きちんと「私のルートでは必要がないはずだ」と断ればOKだそうです。)
よろしければ過去に書いた黄熱についての記事をお読みください。↓
もしアフリカ行きを検討されているのであればこちらも参考になるかもしれません↓
キリマンジャロ国際空港到着!
合計約20時間かけて(これでもタンザニア行きのフライト時間としてはかなり短い)、ついに着きました!!!タンザニア!!!
暑ーーーい!!
分かってたけど、めちゃくちゃ暑い!!
いやーでも、長い長いタンザニアまでの道のりが思ったよりスムーズに行き、エチオピア航空でよかったと思いました。
(2018.1.12 追記)
タンザニアビザ取得・入国編
エチオピア航空で困ったこと
思ったよりは困ったことが少なかったです。香港での機内待機を間違えないことと(※現在は要確認)、日本人の客室乗務員がいないことが不便でなければ、そんなに困ることはないかなと感じましたが、次の点はちょっと困りました。
トイレが壊れているのに表示がない
トイレに並んでいたら、なかなか出てこない…と思ったら、近くの席の人が「そのトイレ壊れてて閉まってるみたいよ」と教えてくれました。。でも、「故障中」の表示やアナウンスなどは一切なく…ほかの人も並んでしまっていて、近くの席の人はそのたびに教えていたのだろうと思うと胸が痛みました( ;∀;)それ客室乗務員の仕事じゃないのー?
しかも、壊れていたのはどうやら一か所ではなかったみたいで、それがマイナスポイントです。
ボレ国際空港でWi-Fiが使えない
暇でした。( ;∀;)
いや、スマホのWi-Fiのところに表示は出るんですけどね。待合スペースの場所によってはつながったのかも。
タンザニアでも結構、「Wi-Fiあります」と明記されながら、つながりにくい、またはまったくつながらない、というパターンがありましたので、ご注意を。
読書される方は本、ゲームが好きな方はオフラインでできるゲームがあればいいかなと思います。私は当時からブログやってれば、ノートパソコンでも開いてすぐにまとめられてよかったのに、、と後悔してます。皆さんブログやりましょう( ;∀;)
エチオピア航空総評
よかった点
- 遅延などなく、定刻出発した
- 香港で機内待機する乗客がちゃんと分かるようにしてあった
- 機内食が美味しかった
- スターアライアンスのメンバーなので、ANAマイレージクラブなどでマイルが貯まる
- 荷物もちゃんと出てきた(なんとなく心配だった笑)
気になった点
- トイレが壊れているのに案内がない
- アフリカ系・アジア系の客室乗務員ともに、スマイルはない(笑)
- 朝食が、パンとパンだった(笑)
- (エチオピア航空のことではないが)アディスアベバのボレ国際空港でWi-Fiが使えなかった
戸惑うかもしれない点
- 日本人の客室乗務員はいない(英語のみの対応)
- 香港でたくさんの人が降りるので、なんとなく不安になる(笑)
- 経由地がたくさんある(かも)←行き先によると思います。
まとめ
ハイ!エチオピア航空のレビュー、以上です!いかがでしたでしょうか?手厚いサービスは期待できませんし、不便なこともいくつかはありましたが、私は結構楽しめました。何度も海外に行かれている人向けかもしれません。機内食が私的には予想外においしかったのがよかったです。
曜日は限定されるものの、香港行きでも特に不都合はないと感じました。アフリカに行く場合、中東系航空会社も人気ですが、エチオピア航空もいい選択肢だと思います。私はまた乗ってもいいかなーと思います!
東アフリカ方面に行かれる方はぜひ↓
アフリカ旅行で参考になりそうな記事↓
Copyright secured by Digiprove © 2018