「妬み」の感情に苦しむこと、ありませんか?
このブログでは海外のことについて書いているので、もしかしたら、
- 「私だって海外で活躍したいのに、できていなくて悔しい」
- 「私がやっている分野で活躍している人が妬ましい…!」
というような感情で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
本当は妬みたくないのに、誰かの活躍を見たりすると、自動的に妬みモードが発動してしまって、すごく苦しい。
でも、その感情はどこから来るのでしょうか?
今日は「妬みの感情」について書いてみたいと思います。
「嫉妬、妬み」について考えてみる
私が経験した妬みについて書いてみたいと思います。ちょっと苦しいですが、あなたが経験した「嫉妬エピソード」についても思い出してみてください。
私が体験した妬み
私の親友が本気で音楽制作に励んでいたときのことです。
私自身、音楽歴(アマチュアですが)が長いので、レコーディングをしたりプロモーションビデオを撮影したりしている親友を素直に応援することが出来ませんでした。
- 妬む
- 悔しさにのたうち回る
- 憎まれ口をたたく
なんてこともしてしまいました。
私は確かに、20年以上音楽を演奏してきましたが、
「いやいや、趣味だから…」
「レコーディングとか、お金かかるし…」
「上には上がいるから…」
と、私は作品を発表することなくここまで来ました。
だから、変に知識とプライドだけ身に付いてしまって、親友の新たな挑戦には「いちゃもん」だけ出てきて、正直おもしろくなかったんです。
こんなこと言うとひどい人ですが、親友はお世辞にも上手いとは言えないレベルです(笑)
でも、やりたいからやる!と言って、お金を払って本格的なレコーディングスタジオに通い、3曲完成させてしまいました。
音楽をやってきながら、形に残したことがない私はもう嫉妬に狂いました。
- 「なんでこんなレベルで人前に出ようと思えるのだろう。」
- 「なんでこのレベルの人にできて、私にはできないんだろう。」
とドロドロとした意地悪な言葉がどんどん出てきてしまいました…
妬みとは一体なんなのか
私が妬みと向き合ったときに出てきた感情を書き出してみたいと思います。
- 自分より下手だと思っていた人が、自分よりすごいことをしている
- 肩を並べて歩いていたと思っていた相手が、いきなり自分を置いて走り出した
- 自分がやりたいことだけど、今すぐにできない事情があるからもどかしい
- 相手が、自分より上の世界の人と付き合い始めるかもしれない
- 相手は充実していて、自分は充実していないので、その差を情けなく思う
ちょっと嫌な言い方もありますが、皆さんも心の中でこのような感情が出てくること、ありませんか?
つまり、
- 「負けている」
- 「置いてけぼりを食らう」
- 「動けない」
- 「足を引っ張りたい」
- 「自分を責める」
マラソンで、仲良しの子たちと同じくらいの順位でいたいので、友達と一緒に走ることにする。
でも、友達は自分のペースで快調に走り始め、どんどん離されていく…
一緒にマラソン走るって約束したじゃん!
なんで先に行くの?!
みたいなことでしょうか…(学校あるある、ですね…笑)
「抜け駆けは許さない」という気持ち
新しい世界に行くことには、恐れとの闘いが待っています。
とてもエネルギーを使うことなので、やりたいことがあっても、やっぱり今の場所にとどまりたいと思ってしまいます。
先ほど書いた親友との話ですが、私は、
「どちらもスパートをかけていない状態にホッとしていた」
というところがあったのでしょう。
だから、親友が急に走る速度を上げたので、
「置いていかれる、離れてしまう」
と焦ってしまい、
「抜け駆けするなんてズルい、転んでほしい」
とどこか願っている自分がいました。
「自分も新しい世界に行く」より、
「今の世界にとどまらせる」
方が楽ですから。
なんともかわいくない私です…
このことを別の友人に相談したら、
「親しい人がレコーディングするって聞いても、別に悔しいとか思わないなあ~。でも、私はフード関係で活躍している人に出会ったときに同じ感情が出てきたよ」
と…
相談した友人はとってもお料理上手なのですが、お仕事にはしていないんです。
ということは、
「自分が気になっている分野で行動したり活躍している人を見ると、感情が動くもの」
なのかもしれないと気付きました。
とても苦しかったですが、この「妬み」という感情と向き合ってみることにしました…
妬みの苦しさへの対処法
ではどうすれば、この「妬み」から抜け出し、自分も前に進めるのでしょうか?まずは「妬み」が意味するものを知るところから始まります。
見え隠れする自信に気付いて!というメッセージ
「私は嫉妬深い」と思っていても、なぜだか嫉妬しない分野もあったりしませんか?
嫉妬というのは、
「自分も同じ舞台で張り合えるはずなのに…」
と思う気持ちからくるのではないかと感じます。
同世代の女性アスリートが活躍している姿を見ると、純粋にすごい!かっこいい!と思って応援したくなります。
私はとっても運動音痴で、そんなに運動をすることには興味がありません。多分、そこは自分が戦える舞台ではないんですね。
でも、
「海外で起業した」
とか
「芸術関係で成功した」
のような話を聞くと、とてもモヤモヤします。
それは、私が将来活躍できる場かもしれないというサインかもしれないということ。
つまり、
「私にもできる!!」
という湧き上がる思いなんです。
つまり、あなたには隠れた才能と自信があるということ。
その才能と自信に気付いてほしくて、心が訴えているのです。
私の親友が音楽活動を本格化し、歌をレコーディングしたりプロモーションビデオを撮影して激しい嫉妬に襲われたのも、
「あなたにもできるんだよ!!」
「備わっている才能と自信を無視しないでーー!!」
という心の訴えだったのですね。
今現在動けていない自分を認めよう
とはいえ、簡単に一歩踏み出せるわけでもなく、ただただ落ち込んでしまうこと、ありますよね。
私は何年も何年もそんな状態でした。
ただただ活躍している人をうらやみ、落ち込み、何もできない自分を責めていました。
でも、
「動けないよね。苦しいよね。ホントは負けたくないよね。勝ちたいよね。うんうん、そういう風に感じていいんだよ」
と自分に声をかけてあげてください。
多くの人が、「そう思ってはいけない」と、嫉妬の感情から目を背けます。
でも、その経験を受け入れてみましょう。足踏みした時期は必ず人生の力になります。
苦しい思い、
負けた悔しさ、
情けなさ、
ふがいなさ…
しんどいけど、それを少しずつ、「そう感じるときもあるさ」と受け入れていきましょう。
そうすると、苦しい気持ちというベールが覆い隠していた自信が、ひょこっと顔を出す日が来るでしょう。
その時に、
よし、やるぞ!!
っていう気持ちと出会えるかもしれません。
私は何年もかかってちょっとだけ顔を出した自信と出会い、このブログを書き始めました。
一歩一歩、ゆるーく、ときには立ち止まって、ここまで自分と向き合っている自分をほめてあげてくださいね。
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