いろいろな事情で、「本気でやりたい!」と思っていることでも一時的に出来ないことはあります。でも、ずっと本気で望んでいながらも叶わないとしたら、「事情が原因」ではないかもしれません。
※今日はちょっと痛い部分に迫ります。。気分がすぐれず「今は耳の痛いお話は読みたくない…」という方は、この記事は読まず、元気が出るような記事を読まれる方がいいかもしれません。こんなのとかどうでしょう↓
やりたいことが出来ないメカニズム
やりたいことができないのは、環境のせいだ!と嘆きたくなること、ありますよね。実際にそういうこともありますが、ちょっと立ち止まって、自分の心とも対話してみましょう。
出来ない理由がなくなっても次の「理由」を探す
- 仕事が辞められないから…
- 子供がいるから…
- 家族が反対するから…
- お金がないから…
そういった理由でやりたいことを諦めている人も多いです。このブログで書いているような海外留学や長期旅行の話に限らず、自分以外の原因でやりたいことが出来ないと、とてももどかしいですよね。
しかし、本当に行きたい!と思っているはずなのに長い間叶わない。それにはもしかしたら心理的な「やりたいことを出来なくしてしまうメカニズム」が関係しているかもしれません。
もちろん、簡単には解決できない状況というのは存在しますが、同じような状況でも工夫をして実現している人もいます。
実現している人と、長い間実現できずにいる人の違いはなんでしょうか?
理由探しの無限ループ
長い間やりたいことを思い描いているのに、実現できずにいる人は、「出来ない理由を探し続けてしまう無限ループ」に陥っている可能性があります。
いや、そんなことはない、本気でやりたい!と思っている、という声も聞こえてきそうですが、「行きたい!」「やりたい!」と思っている「表面上の思い」が、その無限ループを分かりにくくしている場合が多いです。
「その事情」がなくなると、「実現可能な状態」になってしまいます。それは、一見いいように見えますが、心の奥底では都合の悪いことなのです。
その「都合が悪い状態」を解消するために、何かまた「実現できない事情」を探し当てようとするのです。
例えば。仕事をしているときは「仕事を辞めたら留学出来るのに…!」と思い、仕事を辞めたとします。でも、こういう思考の癖が付いていると、次は「仕事を辞めてお金がないから行けない」「帰ってきてからお金が不安だから行けない」と、次の「できない理由」を無意識に掘り当ててしまうのです。
では、なぜ「できない理由を探し続けてしまう無限ループ」に陥るのでしょうか?
次の項目で掘り下げてみます。
「出来ない状態」でいたい理由
「出来ない状態」でなんかいたくないのに!自分で望んでなんかいない!そんな声が聞こえてきそうですが…実は「無意識的に、そう選んでしまっている」ということなのです。東京に向かっていたのに、ワープして北海道に着いていた…なんてことは、乗り物の乗り間違いを除いて起こり得ませんよね。「今自分に起きていること」も同じなのです。
出来ないでいる方が都合がいい?
「今現在、現実に起きていること」というのは、色々なことを天秤にかけ、「こっちの方がいい」と思った選択をしていった結果、得られたものなのですね。
目的地の正確な場所を知らずに歩いたとして、進む道は色んな判断材料から選ぶことになると思いますが、
- こっちの道の方が安全そうだ
- こっちの道が目的地の方角だ
- 向こうに面白そうなお店が見えるぞ
- 今日はこっちに行きたい気分だ
など、選び方によってたどり着く場所は変わってきます(遠回りしたけれど同じ目的地にたどり着くことだってありますね)。「なんとなく、こっちの道の方がいい気がする」ということも、今までの経験などから、無意識的に判断が行われているということです。
つまり、「今、目の前の現実が上手く行っていない」というのも、自分が意識的にか無意識的にか「こっちがいいぞ」と選んでいった結果なのですね。
表面的に「望まない現状だ」と思っても、「そうある方が実は都合がいい」という意識が働いて、そういう選択をしてしまっているのです。
「渇望している状態」が一番都合がいい
これには、自分が「喜びや幸福感を感じるツボ」が関係しています。
出来ない理由を探し続けてしまうときというのは、
「出来なくてかわいそうだね、大変だね、と言われているときに幸せを感じてしまう」のです。
「えーっ、でも叶った方がいいに決まってるでしょ?」そう思いますよね。表面的な部分では、いつもそう感じているのですが、心の奥底、意識的には気付きにくい部分で、そのような真反対の現象が起きているのです!
目標が実現してしまうと、「かわいそうだね、大変だね」と言ってもらえなくなるのです。もし、一つ問題を解決したとしても、「大変だね」と言ってもらえるような理由を、また探すようになります。
「かわいそうと言ってもらうこと」っていったい何でしょうか?なぜそこに喜びを感じてしまうんでしょうか?
ここからが、解決へのポイントとなってきますので、次回に続きます。↓↓
一歩踏み出すのにとても勇気の出る本です。↓
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