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【日本語パートナーズ】どんな人が受かる?資格は実際のところ有利?合格経験者が答えます

投稿日:2021年8月11日 更新日:




新型コロナウイルスの影響で一時募集が見合わせられていた日本語パートナーズが、2021年、募集再開されるようですね。私は数年前、日本語パートナーズに合格しましたが、私も応募した時は皆さんと同じように、

  • どんな人が受かるんだろう?
  • 日本語教育の資格は持っていた方が有利?
  • 現地語が出来た方が有利?
  • 海外に長期で住んだ経験がないと不利?

といったことを応募前に考えていました。応募要項に「日本語パートナーズでは、日本語教師の資格や経験は不問」と書いてはいるけど、実際には持っている方が有利なんじゃないの?!と思っていました。

今回は、日本語パートナーズ応募を検討しており、上記のような疑問を持っている方に、合格を経験した私が感じたことを書いてみたいと思います。

特に、経験や資格に焦点を当てます。

※あくまでも、私自身と、私が出会った他の合格者(同期)の話をもとに主観で書いています。必ずしもここに書かれていることが正解である保証はありませんので、参考程度にしていただければ幸いです。

日本語パートナーズ、どんな人が合格している?

皆さん、やっぱり「日本語パートナーズに受かるには?!」という点が気になっていると思いますが、書類選考や面接での細かな評価基準はもちろん公表されていないので、なかなか情報が集まらずヤキモキしているのでは。

「こういった人材を求めている」というような「表向きの」情報はありますが、「実際のところ、どうなの?」と気になる点は色々ありますよね。

そのような疑問、

  • 日本語パートナーズにはどんな人が受かる?!
  • 日本語パートナーズに受かるにはどうしたらいい?!
  • 日本語パートナーズではどんな資格・経験が評価される?!

について、自分自身が日本語パートナーズに合格してみて感じたこと、同期の話を聞いて分かったこと等を書いてみます。

日本語教育の資格は持っていた方が有利?

まず、日本語パートナーズ公式の応募要項では、日本語教育の資格が必須ではありません

一般的に、日本国内で日本語学校に就職しようとする場合は、日本語教師の資格が求められます。「日本語教師の資格」と便宜的に呼ばれますが、

  • 日本語教師養成講座420時間修了
  • 日本語教育能力検定合格
  • 大学で日本語教育を主専攻または副専攻

のいずれかに該当すれば、「日本語教師の資格を持っている」とされ、国内の日本語学校(法務省告示校)で日本語を教えることが出来ます。

日本語パートナーズの場合はそれが必須条件ではないんですね。

でも、そうは言うけれど、実際にはどうなのか?日本語パートナーズって言うぐらいだから、日本語の資格がある人の方が受かってるんじゃないの?と思いますよね。

まず、私自身が、日本語教師の資格も持っていないし、仕事で日本語を教えた経験もありませんでした。

でも、日本語パートナーズに合格することが出来ました。だから、「資格も経験もないから不利だろう…」と最初から諦める必要はありません!

ただ、何らかの「日本語を教える経験」はあった方がいいかもしれません。

ある一定期間、ボランティアでもいいので日本語を教えていた経験があれば、「日本語教育の現場に興味がある」ということを、経験で確実に示せるからです。

逆に、

  • 日本語教師の資格を持っている
  • 日本語教師の経験がある

これらがあると、合格の確率が上がるか?という点について。

あくまで私の意見ですが、そこまでプラスになっているとは思えませんでした。

意外でしょうか?

日本語教師の資格を持っている人、日本語教師の経験がある人ももちろん受かっていますが、たくさん落ちているという話も聞きます。つまり、それがあるからといって強力なプラスポイントにはならないと思った方がいいかもしれません。

日本語パートナーズは、「学校の日本語教師」ではないんです。

日本語パートナーズは、学校にいる日本語教師と協力しながら、生徒たちに、日本語や日本文化に興味を持ってもらうお手伝いをする役割を担います。

いわば、日本文化のプレゼンター、日本との窓口みたいな存在です。

だからもちろん、

日本語教育の現場にいた=日本文化の紹介をした経験がある

という点では有利になると思います。

でも、どちらかと言えば、日本語教育や日本文化の紹介の経験がなくても、何か面白い活動にいそしんでいたり、「この人なんかやってくれそうだぞ?!」という人の方が選ばれている印象がありました(これはあくまでも、私の個人的な感想です)

必要な学歴は?大卒じゃないとダメ?

日本語パートナーズでは、派遣国にも寄りますが、大卒でなくてもOKの国があります。(国によっては4年制大学在学中以上、という条件がある国があります。)

これも、教育関係の海外派遣プログラムとしては稀だと思います。

学歴に関しては、その国のビザ取得の要件となっていることがあるため、応募要項に出ている学歴を持っていないと合格することはできませんので、希望の派遣国の学歴要件はチェックしておきましょう。もし要件に満たない場合でも、他の派遣国であれば応募できる場合がありますので、それもご縁と思って違う国に応募するのもアリだと思います。

海外経験がないと不利?

「海外派遣プログラムなのだから、海外慣れしている人が受かるのだろう」と思っている方も多いかもしれません。

しかし、私が派遣されたときの同期には、日本語パートナーズで派遣されるのが初海外!という人もいました。応募用紙に、海外経験について書く欄はありましたが、海外経験がなくても受かるようです。

派遣希望国に行ったことがないと不利?

応募する派遣国に行ったことがないと落とされる?!

これに関しては、関係ありません!と断言できます。なぜなら、私自身が、応募した国に行ったことがなかったのに合格したからです。面接でもハッキリと、「実はまだ行ったことがありません!」と言いました。

逆に、聞いた話ですが、何度もその国に足を運び、その国の言語もマスターしている「その国マニア」のような人たちが普通に落とされていました

私が個人的に感じたことですが、日本語パートナーズで求められているのは「その国のことをたくさん知っている、経験が豊富である」ことではなく、「その国の日本語学習者さん達に何が提供できるか」です。

日本語パートナーズは、海外経験がなくても、日本語教育の経験がなくても、現地語ができなくても、それでも応募OKとされています。日本語教育の基礎知識や現地語は派遣前研修でみっちり教えてもらえるからです。

「私はこの国に何度も行っています!言葉もペラペラです!この国の文化をこれだけ知っています!」とアピールしたとしても、それが決め手にはならないと私は考えます。

「現地の学校で何ができますか?」という点で、自分が生徒のために出来ることをアピールできなければ、合格は難しいかもしれません。

今一度、現地の生徒が求めていること、自分が出来ることを、今考えられる範囲でいいので整理してみましょう。

英語は出来ないとダメ?

英語に関しては、全く出来ないと参加できないことになっています。現地でトラブルがあった時など、英語で対応しないといけないこともある、ということで、面接で英会話の口述試験があります。

SNS等を見ると、「私は英会話ができないから、日本語パートナーズは無理だ」ということを書いている人が結構たくさんいました。

なので、実際にはどのぐらいの英会話力が必要なのか?という点について書いてみようと思います。

私が知る範囲(他の合格者の話)では、「身振り手振りを交え、片言でも何とか伝えようとする姿勢を見せたら受かった」というレベルから「海外の大学で英語でディスカッションしているので、慣れっこ」という人まで様々でした。

グループ面接で同じ組だった方が、英会話のテストの途中で黙り込んでしまいました。その方は残念ながら合格できませんでした。もちろん、英会話が決め手になったかどうかは分かりません。でも、黙り込んでしまうと積極性の面で評価がマイナスになってしまう可能性はあります。

結局はどのぐらいのレベルが必要?

現地で困った時に、対応できるかどうかの姿勢を見ていることは間違いありません。

色々な人の話を総合すると「流暢である必要はない」と感じました。英語の正確性を測るテストではないので、多少の文法は間違えても大丈夫。語彙が不自然でも通じればOK。私はそう思います。

でも、対応力を見ているのであれば、ある程度の練習は積んでおいた方がいいです。

オンライン英会話などを活用して話し慣れておくことをオススメします。私も利用したことがあるDMM英会話は入会・退会が難しくないので、気軽に始めることが出来ます。体験だけでも、すごく楽しいですよ♪

(2021年9月11日追記)英会話テストについて詳しく書いてみました↓

【日本語パートナーズ】面接での英会話テスト、今からできる対策は?!

日本語パートナーズに受かるには?

日本語パートナーズに受かるにはどうしたらいいのか。

私が感じた個人的な意見ですが、

「自分がやってきたことや経歴を、急に変えたり付け加えたりすることはできない」

ということ。

つまり、受かるために今から急ごしらえの経歴を作ったり、知識を身に付けたりするのは難しいということです。

今から何かを身に付けたり、変えようとするのではなく、今ある自分をどういう切り口で見せるか、という部分が重要になってくると思います。

前述のように、日本語パートナーズは、

  • 学校の日本語教師ではない
  • 日本語や日本文化に興味を持ってもらうための窓口のような存在

これらを踏まえて、

  • 今まで何をやってきて、今の自分には何があるのか
  • それをどういう角度からアピールしたら日本語パートナーズとしてふさわしいと思ってもらえるか

という点を見つめてみてください。

経歴は人それぞれ違うので、「応募書類にこう書けば受かる、面接でこう言えば受かる」とは言い難い部分があります。

ですが、必ずしも、目を引くような派手な経歴が有利だとは思いません。

日本語パートナーズでは「日本人である自分が歩んできた道」「何気なく過ごしてきた日常」の中に、日本語学習者が求めているものがあったりするんです。

ですので、「自分は何もしてきてない…」なんで卑下する必要はありません。日本が大好きな日本語学習者にとっては、日本語パートナーズの存在自体が憧れだったりもします。

私も応募書類は、自分と向き合いながら全身全霊を込めて、何度も推敲し、友人にも読んでもらって、納得のいくアピールが出来たと思った段階で出しました。

自分と向き合うとてもいい機会なので、ぜひ取り組んでみてくださいね!

まとめ

日本語パートナーズに受かりたい!でも、私には無理かも…と諦めていた方に、少しでも希望を持ってもらえたら幸いです。今回書いたことをまとめてみました。

  • 日本語教師の資格は持っていなくても大丈夫!
  • ボランティア等の経験はあった方がいいかも!
  • 学歴の要件は国によって違うので要チェック!
  • 海外経験はなくても大丈夫!
  • 希望する派遣国に行ったことがなくても大丈夫!
  • 英語に関しては面接で英会話テストがあるので練習しておきましょう!

先ほども書いた通り、資格や海外経験よりも、「自分が持っているものを発揮して、日本語パートナーズとして現地でどのように貢献できるか」が重要になります。

自分は受かるような魅力はないし…なんて思っていたらもったいないです!日本語パートナーズは、結構思いがけないところを評価してもらったりするので、少しでも興味があったらぜひチャレンジしてもらいたいと思います!

日本語パートナーズに関する他の記事もありますので、よかったら読んでみてください♪

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