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訛りは気にするべき?オンライン日本語講師が注意すべき発音や誤用!

オンラインで日本語を教える講師が増えている今、私たちがどれだけ「正しい日本語」を意識しているかは、とても大切なポイントです。今回は「訛り」や「誤用」に焦点を当てて、オンライン講師として注意したい点をまとめました!

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訛りは気にした方がいい?

日本語は、中国語のように声調が意味を決定づける言語ではありませんが、それでもイントネーション(抑揚)によって意味が変わることがあります。そのため、訛りはなるべく意識して矯正するほうがベターです。

日本語音声学を学習したからといって、お国訛りが消えるわけではないのですが…(汗)未経験・無資格からオンライン日本語講師をやってみたい、という方は音声学とまで行かなくても、標準日本語のイントネーションに日ごろから意識を向けてみましょう。

自分のイントネーション、チェックしてる?

普段から話している自分の日本語を録音して、アナウンサーの発音と比べてみると、意外な発見があります。「えっ、こんなに違うの?」と驚くことも。

私は以前、ツイキャスで配信をしていたことがあるのですが、録音を聞いてみると(恥ずかしいですが、、)色々な気付きがあります。思いのほか、自分の中で思っている自分の話し方と、外に聞こえている自分の話し方には乖離があります。

恥ずかしいのですが、一度自分のしゃべりを録音して聞いてみてください!(私はあと、「あー」とか「えーっと」とか、いわゆる「フィラー」が多かったです…これも気を付けたいところです。)

「方言を習いたい!」というニーズもあることはある

もちろん、「関西弁を話したい」「東北の方言を知りたい」という生徒も少なからずいます。実際、方言を武器にしている講師もいます。ただし、学習者の多くが求めているのは標準語の発音や表現です。

標準語と関西のイントネーションの違いを聞かせて、興味を持ってもらうのは面白いかもしれません。

Duolingoの発音って本当に正しい?

最近ではDuolingoなどのアプリで日本語を勉強してから、講師を探す生徒も多いです。しかし、Duolingoの日本語コースでは「イントネーションが不自然」「音読みと訓読みが混ざっている」など、正しくない発音に触れている可能性があります。(私は検証のためにDuolingoの日本語コースをやっています!!笑)

日本語ネイティブの私たちが、できるだけ自然な標準語でレッスンを行うことの価値は大きいのです。

日本語講師として気を付けたい誤用など

【イントネーションの誤り】

たとえば、

  • 「彼氏」:正式には「か\れし(頭高)」が正しいが、最近の若者は「かれし(平板)」と発音することも。

  • 「クラブ」:スポーツのクラブなら「ク\ラブ(頭高)」、夜のお店のクラブなら「クラブ(平板)」。

こうした意味によってイントネーションが変わる単語を、レッスンの中で一緒に練習するのもおすすめです。

定着している若者言葉を全否定する必要はありません。「最近の若者はこう言うけど、辞書的にはこうだよ」と教えてあげることで、学習者の理解も深まります。

気になる人はこちらのサイトがおすすめです。↓

日本語教育用アクセント辞典
無料で使えるオンラインの日本語アクセント辞典。日本語教育に必要な単語や活用形を掲載中。辞書や教材として利用可能。

とはいえ、「熊」のように、正式なアクセントと、世間一般に使われているアクセントが違うパターンもありますね。興味が沸いた方はアクセントをいろいろ調べてみてください♪

【読み方・書き方の誤り】

  • 「雰囲気」を「ふいんき」と読む(正しくは「ふんいき」)

  • 「通り」を「とうり」と書く(正しくは「とおり」)

こういった間違いはネイティブでもよくやりがちですが、日本語を教える立場ではNGです。正しい読み書きをしっかりと意識して、生徒にも正しく伝えましょう!

【文法的な誤り】

以下のような表現も、文法的には誤りです。

  • 「全然いいよ」 → 「全然」は本来否定表現とセット

  • 「違かった」 → 正しくは「違っていた」「違ってた」

  • 「何気に〜する」 → 俗語であり、正式な日本語ではない

こうした表現を「使っている人は多いが、文法的には間違い」と説明してあげるのが理想的です。
日本語の文法を真面目に学びたい生徒にとっては、とても価値のある情報になります。

まとめ

訛りや誤用は、私たちネイティブスピーカーにとっては気にならないこともありますが、学習者にとっては重要な学習ポイントです。オンライン講師としては、以下のことを意識しましょう!

  • なるべく標準語のイントネーションを使う

  • 自分の発音をチェックしてみる

  • 誤用(読み方・書き方・文法)を避け、正しい言葉を伝える

  • 俗語や流行語についても「正式な言い方とどう違うのか」を説明できると親切

正しい知識と自然な日本語、両方をバランスよく提供できる講師を目指していきましょう!

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