オンラインで日本語を教えてみたいと思っている方の中には、
「アニメやゲームに詳しくないから無理かも…」
と不安に感じている方もいるのではないでしょうか?
実は、私もそう思っていた一人です。(子どもの時に人並みにアニメを見ていた程度です)
でも、Preplyで1年以上オンライン日本語講師として続けてきた今、はっきり言えることがあります!
アニメやゲームに詳しくなくても、全然大丈夫!
- アニメはジブリをいくつか見たかな…
- 鬼滅も微妙に分からん…
- ゲームはスーパーマリオぐらい…
という知識でも、何とかなります。笑
今回は、アニメやゲームについては詳しくない、けどオンライン日本語講師はやってみたい。と迷われている方に向けての記事です。
とはいえ、生徒さんの多くはアニメやゲーム好き
たしかに、日本語を学ぶ理由として「アニメが好き」「日本のゲームがしたい」という生徒さんはとても多いです。だからといって、講師がそのすべてに詳しくある必要はありません。
でも、どう反応するか、どう会話を広げるかはとても大事。
例えば、
- 「そのアニメ、見たことないけど、どんな話?」
- 「えー!そのキャラクター人気なんだ!ネットで見てみるね」
- 「私は子供の頃に○○っていうアニメを見てたよ。知ってる?」
こんなふうに興味を持って話を広げるだけでも、生徒さんは喜んでくれますし、上手く日本語の会話練習に繋いでいけば魅力的なレッスンになりますよ!
正直に「アニメやゲームはあまり詳しくない」と伝えてもOK。
「興味がないから話せない」ではなく、「知らないけど一緒に話してみたい」という姿勢を見せることが大切です。
知らない作品が出てきたら?
私は例えば、
- その場でネット検索して、あらすじを日本語で読み上げてみる
- キャラクターや世界観の絵を見て、感想を伝える
- 「どのキャラが好き?」「何話がオススメ?」と生徒に質問してみる
などなど、上手いことやっています(笑)
日本語講師を始める前は心配に思っていましたが、案外大丈夫です。「知らない=会話ができない」ではないんですよね。むしろ、そこから楽しい雑談に発展することもたくさんあります。
ポケモンの名前だけでレッスンは盛り上がる?!
ゲームの内容までは分からなくても、名前だけで盛り上がり、勉強にもなる簡単な例をご紹介します!
例えば「ポケモン」。
世界的人気を誇りますので、ポケモンの話題は特に盛り上がります!
ポケモンは、日本語名と英語名が違うので、画面共有をしながら「このポケモンは英語では◯◯だけど、日本語では◯◯、って言うんだよ~」と紹介すると、生徒さんは興味津々。
逆に「ピカチュウ」(Pikachu)のように、そのまま英語名になっているものは、「ピカ」と「チュウ」の意味を生徒さんに教えてあげたりすると「へ~!!そうなんだ」って喜ばれます^^
ポケモンの名前だけなら、その場でネット検索もできますし、レッスンに取り入れやすいです。
自分の好きだった作品も武器になる!
最近のアニメやゲームに詳しくなくても、自分が子どもの頃に見た作品を紹介するのもオススメです。
意外と、古い作品も海外で人気があったり、逆に新鮮に感じてもらえたりします。
ジブリ作品は世界的にもよく知られていますので、よく話題にのぼるのですが、これもポケモンの話と同じく、英語タイトルと日本語タイトルの違いをレッスンに取り入れたりしています。
結論:アニメ・ゲームに詳しくなくても問題なし!
オンライン日本語レッスンは、日本語を学ぶ場であって、アニメやゲームを教える講座ではありません。雑談の一部としてうまく取り入れる程度で、十分です。
アニメやゲーム好きということを売りにしている講師も結構いるのですが、生徒集めには効果的でも、継続してもらえるかどうかはまた別問題だと私は思っています。
結局は、指導力です。生徒さんは、日本語が話せるようになりたくてレッスンを受けているので、最初から最後までアニメやゲームの話で盛り上がるだけでは生徒さんはお金を払っている意味を感じられませんよね。
メインは、生徒さんの日本語力を伸ばすこと!だから、アニメやゲームに詳しくない方でも、まったく問題ありません!日本語教育に興味があれば(むしろ、日本語教育にまったく興味ない方が問題になります…)、一歩踏み出して大丈夫です!!